1953-09-14 第16回国会 衆議院 水産委員会 第26号
すなわち同方面に長崎県の漁船が出漁いたしておりまするのは、揚繰網漁業が百五十統、以西底びきが三十三組、さばはねづりが六十隻、かじき、はえなわ、あるいは突きん棒漁業こういうものが合せて三十五隻、しいらづけ漁業その他一本づり、そういうものが約二百隻、合せて四百隻に及ぶ漁船で出漁いたしておるのであります。これに従事いたしまする人員が、家族を合せますと六万人、年間の水揚げは約七十億に達するのであります。
すなわち同方面に長崎県の漁船が出漁いたしておりまするのは、揚繰網漁業が百五十統、以西底びきが三十三組、さばはねづりが六十隻、かじき、はえなわ、あるいは突きん棒漁業こういうものが合せて三十五隻、しいらづけ漁業その他一本づり、そういうものが約二百隻、合せて四百隻に及ぶ漁船で出漁いたしておるのであります。これに従事いたしまする人員が、家族を合せますと六万人、年間の水揚げは約七十億に達するのであります。
その内容といたしまして、一、山口県地先におけるいわし揚繰網漁業における火光利用許可についての長崎県側の要求については、山口県は誠意をもつて努力をすることを水産庁は確認し、その実施方につき指導いたしたい。二、六箇月の短期許可をした理由は、対馬漁場が非常に問題であるので、秋期の漁期までに山口県のいわし揚繰網漁業の火光利用許可その他長崎県のいわし揚繰網漁業の救済を考慮したからである。
特に、我が漁業界の花形であり、主流漁業であるところの関東北の鰮揚繰網漁業、鰹鮪漁業、機船底曳網漁業及び定置網漁業のごときは最も甚大なる打撃を蒙むつたのであります。これに対し、漁業手形制度を実施して、凡そ十七億円の緊急資金を調達の途を講ずるよう決議を以て政府に要求いたしたのであります。
○鈴木(善)委員 二十三年度におきまして、非常な御配慮によつて漁業手形制度の道が開かれたのでありますが、これは常磐、三陸のいわし揚繰網漁業という特定の漁業に対しまして、二億四千八百万円程度の融資が行われておるのでありますが、これは漁業者の非常なる理解と熱意とによりまして、大体において円滑に融資がされておるのであります。
さような施策に止まらなければならなかつたのでありますが、まあ取敢えず関東以北の揚繰網漁業が最も不況、不漁に悩んでおつたという点につきましては、これは他の業者よりも深刻であつたこと、これは間違いないのであります。私共としてもこれは先にしなければならないことは当然だと考えております。ただ保証額が非常に僅かで一億五千万円であるために、さような範囲に止められたのであります。
本件に関しましては水産委員会におきまして、その外に定置漁業、「かつを」「まぐろ」漁業、関東北の揚繰網漁業の応急金融対策に関しまして、数回に亘り審議をいたし、すでに本院において水産金融に関する決議案として上程され、満場一致を以て決定されたのであります。
殊にその主流漁業、花形漁業をなすトロールその他の以西底曳網漁業、「かつを」、「まぐろ」漁業並びに関東北のいわし」揚繰網漁業のごときは、不漁のため非常な打撃を蒙つております。これらに従事する漁船はいずれも優秀船でありまして、その数四千隻を超え、乗組員の数は十万以上に相成り、平常時における漁獲は二百数十億円に達するのであります。